
誕生日と別れ
2023.01.11
こんにちは
今日はりいふ開所当時から利用してくれてる方の83歳の誕生日会を開催しました。
この方は事情があって今日が最後のご利用となりました。
認知症があっても、いつも口癖のように「ありがとう」と声をかけてくれる。
不安なときには、横に座って、水戸黄門の「人生楽ありゃ苦もあるさ〜」や、舟木一夫の高校3年生の2番「泣いた日もある 恨んだことも〜」と何度も何度も一緒に歌って過ごした毎日でした。
今日もオカリナ演奏を聴きながら隣に座っていると、「ここの人はみんな上手じゃん。やることが。よくやってくれるよ」
そして、いつもの強い力で僕の膝を叩いて「あんたも上手だよ」と褒めてくれました。
送迎の時には、運転席に座ると、助手席から「頼むね」と一言。いつもの日常が、今日最後になりました。
ほぼ毎日見てるからこそ、病気の進行も目にしてきたけど、それでも消えることのない「らしさ」や可能性について教えてくれました。
認知症になると本人が一番辛いことは、そばにいた僕たちがよくわかっています。
でも彼女のらしさや優しさや可愛らしさは全く色褪せていないです。
どうか明日からも笑顔で過ごしてくれることを心から祈っています。また困ったことがあったら僕たちでできることはなんでもします。
ありがとうございました。
小森
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