
あらためて「良い場所」
2025.10.22
こんにちは
最近は訪問看護ステーションで働くことがなくなり、1日4〜5件のお宅にお邪魔して時を過ごすこともなくなりました。
看多機りいふでの時間は「通い」「泊まり」「訪問」と、いろいろな形で利用者さんと関わることができます。
それぞれにやりがいがあって、看護師として幸せだなと感じます。
それでもやっぱり、その人の「家」におじゃまして看護をする——訪問看護の良さは特別だなと思いました。
何もいらない静かな時間
先日訪問した利用者さんのお宅でのことです。
その方は意思表示はできるものの、言葉で表現することは少し苦手。体の動きも思うようにはいきません。
家に伺うと、いつも在宅されている娘さんが途中で外出され、いい歳のおじさん二人が二人きりになりました。
二人でベッドに腰かけてリハビリをしながら、ゆらゆら揺れるカーテンと、カーテン越しの光、その向こうで家族が干してくれたであろう洗濯物をぼんやり眺める。
気づけば僕は自然とその方の背中をさすっていました。
「何もいらない静かな時間」。
訪問看護をしていると、ただ一緒に「そこにいる」だけで、心が穏やかになっていく——そんな瞬間があります。
僕はこういう時間がとても好きです。
変わらない日常こそ「良い場所」
その人が長い時間をかけて慣れ親しんできた暮らし。
家族の余韻、カーテンの柄、風の通り道、光の差し方——どれもその人らしい日常の一部です。
「その人にとっての良い場所」とは、そんな“変わらない日常”の中にあるんだろうなと改めてそう感じた一日でした。
最後に
急に寒くなりましたね。
寒暖差が大きいと、自律神経が乱れたり、体の痛みが強く出たりすることもあります。
皆さまもどうぞあたたかくして、無理のないようお過ごしください。
小森
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