挑戦
2022.11.03
こんにちは
今日は僕が岡崎で訪問看護をやり始めてからの付き合いのある利用者さんの誕生日についてです。
彼との出会いは8年前
前職で訪問したのがきっかけ
神経の難病で自分で手足を思うように動かせず、徐々に呼吸もするにも機械が必要になってきた。
はじめは僕が訪問すると、緊張してほとんど話すことがなかった彼は、今では月1回の僕の訪問でたくさん話をしてくれる。
恋愛のこと、好きな芸能人のこと、頑張ったこと、会わなかった1ヶ月に起きたことを、一生懸命に教えてくれる。
彼は手足は思うように動かないけど、真剣で純粋な心で「生きる」ことに立ち向かっている。
そんな姿に、何度も勇気づけられ、訪問看護の楽しさを教えられ、8年で共に成長をしてきたと思う。
ある時彼が僕に
「僕、自分の事自分で考えて決めてもいいの?」と口にした。
挑戦したいけど思うようにいかない気持ち、諦めていた思い、それでも前に進もうとする姿に感動したことを覚えている。
毎年誕生日にはプレゼントを考える
はじめは何か役立つものをとプレゼントしていたが、ものではない「こころ」をあげるにはどうすればいいか。
彼は歌を歌うのが得意で、お母さんと一緒に歌を歌っている。
不安で自分の力でどうしようもない時、歌を歌って気を紛らわすこともある。
僕は昨年からピアノを練習して、拙いピアノの曲をプレゼントしている。
一向に上手くならずに、人に聞かせれるものではないのに、彼はいつも一緒に歌ってから「ありがとね」と言ってくれる。
今年は「ハナミズキ」「糸」をプレゼントした。
音痴でリズム感のない僕に大きな挑戦である、ピアノを弾く楽しみをプレゼントしてくれた有作君
39歳おめでとう
これからも一緒に成長していこうね
小森
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