アイスコーヒーと夏の思い出
2024.07.12
夏の日差しに包まれ、氷がいっぱい入ったアイスコーヒーがより美味しく感じる季節がやってきました。 この季節に思い出すのは、気管切開で喉に管が入っていたAさんのことです。 長期入院中、Aさんは「早く自宅に帰りたい」と強く願っていました。 喉の管のせいで口からご飯が食べられず、声を出すこともできませんでしたが、ご家族の明るさと献身的なサポートに支えられて、自宅に戻ることとなりました。 最初は手術の影響もあって表情が作りにくく、リハビリも大変でしたが、ご家族がAさんの人柄や昔のエピソードを教えてくれたおかげで、Aさんを知ることができました。 一緒に過ごした約10ヶ月、思い出が数多く出来ました。 初めて笑ってくれた瞬間 リハビリを積んでろうそくの火を消してくれた誕生日 喉の管が外れて自信満々の顔で見せてくれたこと 毎日コツコツリハビリを続けてAさんは声を取り戻し、初めて「間瀬さん!」と呼んでくれたこと そして、ついに口から飲み物が飲めるようになり、 一緒に大好きなアイスコーヒーを「乾杯!」とゴクゴク飲み干しました。 嬉しくて目からじんわり汗が出てきたのは内緒です。 声が出るようになってからも更に訓練を積み、家族への想いや今後のこと、看護師へ人生の先輩としてのアドバイス、今までの時間を埋めるかのようにたくさんお話してくれました。 Aさんは体調が安定し、訪問看護を卒業。 きっとこれからもアイスコーヒーを飲む度にAさんとの思い出を振り返り、嬉しい気持ちになることと思います。
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