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誰かがいるから頑張れる

誰かがいるから頑張れる

 

利用者さんから教えられた大切なこと

「誰かがいるから頑張れる」

 

ご無沙汰しています。

今日は仕事納めで訪問看護に伺っています。

 

今、りいふには命の分かれ道に立つ方がいます。

息子さんと二人暮らしのその方は目がみえず、耳も聞こえづらく、最近心臓も腎臓も悪くなってきました。

 

医療的には

「心臓のためには動かない方がいい」

「体のためにはオムツで排泄した方がいい」

体のためには、、、

 

それでも彼女には母としての役割があります。

息子さんに下の世話をさせるわけにはいかない

息子さんにいつものように煮しめをつくってあげたい

そんな彼女の姿勢は、誰かを喜ばせようと冗談を言う日常にも、誰かに迷惑をかけたくない想いにも表れています

 

ふと気づきました。

「体のために」という視点が、いつの間にか私の中で主語になっていたことに。

身体の状態が落ち着いてからでいいという優先順位は正しい

でもこの優先順位が誰もが一緒とは限らない

彼女にとっての「大切なこと」を理解し、一緒に納得のいく道を考える。

そのためには、まず彼女の気持ちを受け入れることが何よりも大切だと感じました。

 

「誰かがいるから頑張れる」

人間って良いなぁ

 

今年1年新たな役割・活動に挑戦する中で、いつも大切なことは何度でも利用者さん、仲間に教えて頂いてます。

今年1年ありがとうございました。

また来年もよろしくお願い致します。

 

小森

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