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聞き書き2 「戦争体験」

今日は96歳の利用者さんから戦争体験について聞き書きさせていただきました。

ちょうど朝刊に「紙1枚で戦死の知らせ」という投稿が載っていたので、りいふ最高齢の方に当時の話を聞きました。

うっすら涙を浮かべながら、ゆっくりと語ってくれました。

こうやって生の声を聞けるのも貴重な体験で、この温度感を忘ずに次の世代につないでいかないといけないと思いました。

                               小森

 

「召集令状」

召集令状はねぇ

男の人が少ないもんでね 役場でちゃぁんと頼んである人があって

役場の人がひとりついて 一緒に持ってくの

持ってく時のいっちばん印象に残っとるのは 小さい子供3人連れた奥さんがねぇ

私たちが こう敷居をまたぐと

高い高いとこでわぁーって泣きふされた姿が忘れんねぇ

高いところ?

台所の土間上がったところでねぇ

 

あの頃ねぇ

ほんとね

色々あったよぅ

紙が一枚だけ

終戦ちょっと前に大勢の学徒がねぇ 死んじゃったわねぇ

1日待てば終戦だったんだけどね

あんなのは政府はわかっとんだろうけどねぇ

真珠湾だったかなぁ 

わすれちゃった はぁ あんなとこ連れてかなくてもいいのにねぇ

1日まっとけば生きておれるのにぃ

あんなんわかってた話 上の人はわかってた話

大勢若い人をねぇ

かわいそうだったよ

 

どう思うって?

はっきしりた中は私どもにはわかんないけど

後から思うとあの時のことだと思うよ

とにかくやっちゃぁあかん

何が残ると思う?

悲しみが残るだけだと思うよ わたしぃ

ほんとに はぁ残ったのは、うーんと 兄弟が無くなったり親が亡くなったねぇ

家族の悲しみしか残ってないもん いま

本当にねぇ

小学校1年生の時にいきなり盧溝橋で支那事変が始まって、大東亜戦争が始まって

ここまでくるのはほーんとに大変だった

だけど私 自分で体験してきて本当にそう思うもん

あんなもんやっちゃぁいかん

                            ミツエさん

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